こんにちは!賢太です。
海外旅行に出かける前にチェックしておきたいのが「電源プラグと電圧」の問題です。日本と海外ではコンセントの形状や電圧が大きく異なるため、準備を怠ると、スマホの充電ができなかったり、最悪の場合電化製品が壊れたりする可能性もあります。
この記事では、海外で使われている代表的な電源プラグの種類と、それぞれの対応国、電圧の違いについて解説します。また、変換プラグや変圧器の使い方とおすすめ商品も紹介していきます。
電源プラグの形状と使用国一覧
世界にはさまざまなプラグ形状がありますが、ここでは代表的な8種類を紹介します。旅行前に、自分が訪れる国でどのタイプが使われているか確認しておきましょう。
cプラグタイプ | 形状の特徴 | 主な使用国 |
---|---|---|
Aタイプ | 日本と同じ平行な2本ピン | 日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、台湾、中国、タイなど |
Bタイプ | 丸ピン2本 | オランダ、ノルウェー、ネパールなど |
B3タイプ | 丸ピン2本に加えて大きめの丸ピン1本 | インド、マルタ、ケニアなど |
BFタイプ | 線3本ピン(逆三角形) | イギリス、香港、マレーシア、シンガポール、UAEなど |
Cタイプ | 小さめの丸ピン2本 | フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、ロシア、インドネシアなど |
SEタイプ | 大きめの丸ピン2本 | 韓国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど |
Oタイプ | 線3本ピン(困り顔配置) | オーストラリア、ニュージーランドなど |
O2タイプ | Oタイプと似てやや異なる | オーストラリア、ニュージーランドなど |
プラグは同じCタイプでも国によって微妙に形が違うことがあり、しっかり差し込めないこともあります。変換プラグは余裕をもって複数タイプ対応のものを用意しておくと安心です。
各国の電圧とプラグ情報
日本の電圧は100Vですが、海外の多くの国では220V〜240Vが主流です。
日本と電圧が似ている国は、北中南米(アメリカやカナダやメキシコなど)と台湾くらいしかないと考えていいでしょう。なお、ヒーターなどのデリケートな製品は、日本(100V)からアメリカ(120V)に持っていった場合でもショートする可能性も否めませんので、心配な人は後述の変圧器を用意しましょう。
以下が、主な国の電圧をまとめた表になります。
国名 | 電圧 | 周波数 | プラグタイプ |
---|---|---|---|
日本 | 100V | 50Hz(東)/60Hz(西) | A |
アメリカ | 120V | 60Hz | A |
イギリス | 230V | 50Hz | BF |
フランス | 230V | 50Hz | C/SE |
韓国 | 220V | 60Hz | C/SE |
台湾 | 110V | 60Hz | A |
中国 | 220V | 50Hz | A |
タイ | 220V | 50Hz | A |
ドイツ | 230V | 50Hz | C/SE |
オーストラリア | 230V | 50Hz | O |
変圧器が必要な製品と不要な製品とは?
スマホやパソコンなどは「100V〜240V対応」の製品が多いので、基本的に変圧器は不要です。しかし、ドライヤーやヘアアイロンなどの製品は対応していないこともあるので、事前に確認しましょう。
対応しているかどうかは、電子機器や充電器に記載のある「定格電圧」を見ることで知ることができます。
変圧器が不要な製品
多くのスマートフォン・ノートパソコン・カメラなどは、ワールドワイド対応(100〜240V)です。以下の製品は、変圧器なしでも使える可能性が高いです。
- iPhone/Androidスマホ
- MacBook/WindowsノートPC
- デジタルカメラ
- タブレット端末
ただし、これらを充電するには、現地のプラグ形状に合った変換プラグが必要です。おすすめは「世界各国対応型のマルチ変換プラグ」。1つでA〜C、BF、Oなどに対応し、USBポート付きで複数台の充電も可能なものがあります。
▶ おすすめ変換プラグ例:
- USB付きのマルチ変換プラグ(楽天・Amazonなど)
変圧器が必要な製品
以下のような製品は、日本の100V専用であることが多く、変圧器がないと故障や発火の原因になります。
- ドライヤー(特に大風量タイプ)
- ヘアアイロン・カールアイロン
- 電気ポット・コーヒーメーカー
- シェーバー(一部機種)
どうしてもこれらの製品を海外で使いたい場合は、小型の携帯用変圧器を用意しておきましょう。
▶ おすすめ変圧器例:
- コンパクト変圧器100V→220V対応(Amazon・Yahooショッピングなど)
なお、最近では「海外対応ドライヤー」や「ワールドボルテージ対応アイロン」なども市販されているため、最初から海外用のものを購入するという選択肢もあります。
まとめ
海外旅行における電源事情は、国によって大きく異なります。トラブルを防ぐためにも、以下の3点は出発前にしっかり確認しましょう。
- 渡航先のプラグタイプと電圧
- 自分の持っていく電化製品の電圧対応
- 必要に応じた変換プラグと変圧器の準備
旅行中に「充電できない!」「コンセントが合わない!」と焦らないよう、この記事を参考に、しっかり準備しておきましょう。
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