初心者も若者も、賢く楽しく海外旅行


外国ではマナー・ルール違反?日本人が海外旅行でやりがちなNG行動7選


こんにちは!賢太です。

初めての海外旅行、あるいは久しぶりの渡航となると、どうしても「日本の感覚」で行動してしまいがちです。日本では当たり前のことでも、海外ではNG行為とされるケースは意外と多く、場合によっては現地の人とのトラブルや誤解を生むこともあります。

今回は、日本人がやりがちな海外でのNG行動を7つピックアップし、それぞれの背景や対策を丁寧に紹介していきます。特に観光で訪れる機会が多いアジアや欧米の例を挙げながら解説するので、これから渡航する人はぜひ参考にしてください。

1. 公共交通機関のルール・マナーを守らない

海外では、公共交通機関におけるマナーやルールが日本とは大きく異なることがあります。

たとえばシンガポールでは、MRT(地下鉄)車内での飲食が法律で禁止されており、違反すると高額な罰金が科されます。ガムですらNGという厳しさなので、車内でうっかりペットボトルを飲んでしまうだけでも注意されることがあります。

また、台湾ではMRTの優先席文化が非常に強く、「空いていても座らない」のが暗黙の了解になっていることもあります。日本のように空いていれば遠慮なく座る、というスタンスでは、逆に白い目で見られる可能性も。

海外では、公共交通機関の利用にあたって現地ルールを事前に調べ、周囲の様子をよく観察することが大切です。

2. 食事のマナーを無視する

海外では、食事中のマナーにも文化的な違いが色濃く現れます。

日本ではラーメンやそばを「すする音」を出して食べるのが一般的ですが、欧米では音を立てるのは下品とされ、マナー違反とみなされることが多いです。日本でも大抵嫌がられる、いわゆる「クチャラー」なんてものは論外です。

また、中東やインドなど一部地域では「左手は不浄の手」とされ、左手で食べ物に触れることは避けるべきとされています。知らずに使ってしまうと、失礼な行為と受け取られることもあるので注意が必要です。

フォークやナイフの使い方もしっかり覚えておきましょう。パスタの本場イタリアでは、フォークとスプーンの両方を使うのではなく、フォークのみでスパゲッティを食べるのが基本です(両方使ったところで失礼、というわけでもなさそうですが)。

事前にその国の「食の文化」や「テーブルマナー」を調べておくだけで、現地の人とのコミュニケーションもより円滑になります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

テーブルマナーの絵本 [ 高野 紀子 ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/5/20時点)


3. チップを払わない or 少なすぎる

日本にはチップ文化がないため、海外でチップを払うことに慣れていない人が多いですが、国によっては「払わない=無礼、ケチ」とされることもあります。

特にアメリカでは、レストランやホテル、タクシーなどでチップを払うのが当然とされており、支払いを忘れるとかなり失礼な行為とされます。(レストランのウェイター/ウェイトレスは、チップだけで生計を立てている場合も少なくありません。)基本はサービス料の15〜20%程度が相場で、カード払いの際もレシートにチップ欄があるので、金額を記入する必要があります。

一方、ヨーロッパや東南アジアでは、チップ文化があってもアメリカほど厳しくない国もあります。とはいえ、荷物を運んでもらったり、ルームサービスを受けたりした場合には、少額でも渡すと丁寧な印象になります。

「いくら払えばいいのか分からない」という人は、事前にガイドブックや現地のチップ相場を確認しておくと安心です。

4. ブランドロゴを前面に出した派手な格好

海外では、日本よりも治安面に注意を払う必要がある国が多く、特にスリやひったくりが日常的に起きている場所も少なくありません。

そんな中で、日本人がやりがちなのが「高級ブランドのバッグや服で身を固める」「大きなカメラを首から下げる」といった、いかにもお金を持っていそうな格好で出歩くことです。

これは犯罪者にとって絶好のターゲットを自らアピールしているようなもので、盗難や強盗に巻き込まれるリスクを高めます。

また、女性が露出の多い服装で歩くのも地域によっては好ましくないとされる場合があるため、服装選びにも注意しましょう。

観光地ではできるだけ目立たない地味目な格好を心がけ、貴重品はセキュリティポーチなどに分けて持ち歩くのが鉄則です。


5. 現地の宗教や文化に無理解な行動

宗教的・文化的な配慮を欠いた行動は、現地の人々にとって非常に失礼であるばかりか、場合によっては法律に触れることすらあります。

たとえばイスラム圏では、ラマダン中の飲食行為(特に公共の場で)は控えるべきです。また、女性が肌の露出が多い格好でモスクを訪れることはマナー違反とされ、入場を拒否されることもあります。

仏教国でも、仏像を触る、足を向けて座るなどの行為は敬意を欠いた行動とされます。サンダルや半ズボン、タンクトップなどで宗教施設をお訪れることはNGとする国も少なくありません。

観光地のルールや宗教施設のマナーは事前に把握しておくことが大切です。気づかぬうちに信仰を侮辱するようなことがないよう、ガイドブックや現地の案内表示をしっかり読みましょう。

6. トイレの使い方

トイレに関する文化も国によって大きく異なります。

日本では水に溶けるトイレットペーパーを流すのが一般的ですが、アジアの多くの国や中南米などでは、紙を流すと詰まる恐れがあるため、備え付けのゴミ箱に捨てるスタイルが一般的です。

また、トイレットペーパー自体が備え付けられていない国もあるため、ポケットティッシュやウェットティッシュを常に持ち歩くのが安心です。

さらに、東南アジアのようにシャワー型のウォシュレット(通称:おしり洗浄ホース)が標準装備されている国もあり、使い方が分からないと戸惑うこともあります。

清潔に保つ意識はもちろん大切ですが、現地の設備やマナーに合わせた使い方を心がけましょう。

7. アルコールやタバコの使用

日本ほど飲酒・喫煙に寛容な国はないと言っていいでしょう。海外では法律や宗教によって厳しく規制されている国もあります。

たとえばシンガポールでは、公共の場での飲酒が夜間に禁止されており、罰金が科される可能性があります。また、イスラム教国では飲酒そのものが宗教上NGとされているため、提供している店を探すのも一苦労です。

喫煙に関しても、路上喫煙禁止・電子タバコ全面禁止などのルールがある国が増えてきています。フィリピンやオーストラリアでは喫煙に対する規制が特に厳しく、罰金が発生する場合も。東南アジアの多くの国は、そもそも電子タバコの持ち込み自体が禁止です。

ホテルやレストランであっても「喫煙OK」と書かれていない限りは吸わないのが無難です。タバコを持ち込む場合も、免税の範囲や本数制限を確認しておくと安心です。

まとめ

海外では、日本とは異なる文化・価値観・法律の中で時間を過ごすことになります。

自分では普通のことだと思っていた行動が、実は現地ではマナー違反だったり、時には法律違反になることすらあるのです。

今回紹介したようなNG行動を避けるためには、「郷に入っては郷に従え」の精神で、事前に少しだけ調べておくことがとても大切です。

ちょっとした気配りで、現地の人との距離がぐっと縮まり、より楽しく充実した旅になるはずです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP